女性が運転しやすいSUVの選び方
最近ミニバンよりも人気が高い車というとSUV。街中を走っている車を見ていても、ミニバンよりもSUVの方が目に入ってくることが増えています。
見た目にもミニバンよりもSUVの方がオシャレですし、走っているところもカッコイイため人気が出てきたのも納得です。
そんなSUVですが、まだまだ男性がメインで運転するイメージも強いのではないかと思います。しかし、輸入SUVを専門に扱っているマキオコーポレーションの経験から申し上げますと、SUVこそ女性の方が運転しやすい車だと言えます。
その理由を、今回はまとめてみました。
目次
1: 女性がSUVを運転しやすい理由とは
どうして女性がSUVを運転しやすいのか。その理由をお話していきます。
(1)SUVってどんな車?
はじめにSUVってどんな車なのかをお話します。
SUVとは「Sports Utility Vehicle」の頭文字を取った略語です。日本語にすると「スポーツに適した乗り物」という意味になります。
従来の車のように、街中を走るだけ、買い物へ行くだけではなくて、アウトドアやスポーツ、レジャーにも向いているオールラウンダーな車のカテゴリーということになります。
SUVには、大型の車もあれば、コンパクトなタイプまでバリエーションが豊富にあります。
新型コロナウイルスが拡大した2020年以降ですと、キャンプの人気が出てきましたが、これに合わせて街乗りも出来てキャンプにも行ける。そんな車を求めていた方にSUVはぴったりだったのだと思います。
また、人との接触を極力減らしながら行動するためには、個室になる車は最適な移動手段です。しかし、従来の車ですと車内が窮屈に感じたり、ミニバンのように車内は広いけれど駐車場へ止めづらかったりするため、ゆったりとした車内と運転しやすいサイズの車ということで、SUVは時代に合ったということもあります。
(2)どうしてSUVが女性にやさしいのか
どうしてSUVが女性にとって運転しやすいのか。それは次からお話する5つの特徴を持っているからです。
[1]操作しやすい車高
SUVはセダンやハッチバックタイプのファミリーカーよりも車高が高い設計になっています。そのため、運転席からの視点も高く広くなるので視界が広がります。
視界が広くなると、道路状況が把握しやすくなりますので、運転していて慌てることがかなり減ってきます。また、街中で遭遇することのある「歩行者や自転車の飛び出し」も、視界が広く高いと、発見が速くなりやすいので安全マージンを取ったまま回避することも可能になります。
[2]気負わないボディサイズ
SUVはミニバンと比較すると同じくらいか小さめに感じるサイズになっています。
セダンやファミリーカーと比較すると大きめですが、全長はセダンよりむしろ短いものと
なっています。
このような「大きすぎないけれど、小さすぎることもない」サイズ感なので、道路を走っていても安心しやすくなっています。
大きすぎると狭い道や駐車場では困ってしまいます。小さいサイズだと、高速での安定感
に欠けてしまいがちです。
でも、丁度良いサイズなので「どうしよう?」「こまった」「後ろの車が迫ってきて慌てる」ということが減り、気負うことなくリラックスして運転に集中できます。
[3]道が悪くても安心な走行性能
SUVはアウトドアにも適した車です。地上高が高いのでちょっとくらい道路が荒れていても問題ありません。
突然の激しい雨や雪道、強風などに遭遇しても、車両そのものの安定性と強いパワー、タフな走行性能がありますので、安心して運転することができます。
[4]とにかく前が見やすい
車高のところでも触れましたが、何と言っても前が見えやすいのはSUVの良いところです。
女性の方で運転が苦手とおっしゃる方の原因で多いのが、実は車のデザインの問題で前が見えづらいという理由もあります。
SUVなら、フロントビューが広くて高いので、運転席に座ったときから視界がクリアになります。前がよく見えると運転にも余裕が生まれますし、危険回避もしやすくなります。
[5]ドライバーに寄り添った機能の充実
SUVは長距離移動でも疲れにくいシート設計になっているものが多いです。ミニバンよりも快適でラクジュアリーな車内空間を目指して設計されている車が多い(特に輸入車)ため、ドライバーが受ける負担を軽減してくれます。
また、操作性に関しても各社独自に先進運転支援システムを搭載しているモデルがありますので、選び方によってはかなりの負担軽減が期待できます。
2: SUV購入で失敗しないためのポイント
SUVを購入するときに知っておいてほしいポイントをまとめました。
(1)車の使い方を考えてみましょう
ここで申し上げる車の使い方というのは、月にどれくらいの距離を走るのかということです。
月間走行距離を知っておくと、燃費や耐久性、走行安定性を判断するときの基準になります。
例えば月間走行距離が多く、高速道路も良く使うのなら、燃費が良くて安定した走りのSUVを選ぶことになります。今なら、ディーゼルエンジンを搭載した輸入車がおすすめということになります。
(2)安心できるサイズを考えましょう
自分が運転しやすいサイズ。そして、同時に乗車する人数。この2つから考えてみましょう。
普段は自分一人が乗って移動。休日だけ家族3人~4人で移動。年に数回は遠出する。
こういうケースなら、あまり大きなサイズのSUVは、普段使いしづらくなります。反対に、長距離移動、高速道路移動がメインになるのなら、少し大きなサイズのSUVの方が、安定性と車内の快適性も高くなります。
(3)予算を決めておきましょう
SUVに限らず、車を購入されるときには予算を決めておくことが大切です。
予算を決めておかないと、ついつい思っているよりも高い方の車を購入してしまうことになります。いくらぐらいまでが許容範囲なのか検討しておきましょう。
(4)車を使う用途を再検討しましょう
SUVを購入されると決まったときは、もう一度「SUVでないといけない理由」を検討しましょう。
(5)候補を絞って実車確認
用途を再検討すると、SUVに必要な性能が決まってきます。
- 走行性能
- 積載性能
- デザイン
様々な理由があると思いますが、この内容を基準にして数あるSUVから候補を絞り込んでいきます。
3: 新車購入?中古車購入?それぞれのメリットを知っておこう
SUVを購入する場合、新車購入と中古車購入の2つの方法があります。それぞれにメリットがありますので知っておきましょう。
(1)新車購入のメリット
新車購入のメリットは次のような内容です。
- 自分の好みの色やオプションを選べる
- エコカー減税などの対象車なら、減税適用される
- 最新の技術や性能が手に入る
- メーカー保証がついているので修理や点検が無料になることもある
- 新車なので点検や修理の費用を抑えやすい
(2)中古車購入のメリット
- 新車よりも購入費用を抑えやすい
- 納期までの期間が早い
- 販売終了モデルを購入することもできる
中古車購入のメリットは、何と言っても購入費用を抑えやすいことでしょう。また、「ひとつ前のモデルが好きだったのに」という方にも中古車はメリットになります。
4: まとめ
SUVというとアウトドアでも使えるため「男性の車」というイメージがあります。しかし、車の性能や作りから考えると、運転があまり得意でない女性の方にとっても、大変扱いやすい車に仕上がっています。
確かにBMWやベンツのSUVは、見た目大きく感じますが、ミニのSUVなら程よいコンパクトさなので、キビキビ走りながらも扱いやすくなっています。
またフォルクスワーゲンのT-CrossやT-Roc、ティグアンやアウディのQ2やQ3もコンパクトSUVとして女性におすすめしたい1台です。