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意外と知らない?ナンバープレートの種類

ナンバープレートとは、車の前後に付いている文字や数字が記載されている登録番号標のことです。

①ナンバープレート

ナンバープレートの正式名称は、自動車登録番号標で、軽自動車の場合は車両番号標になります。

記載内容は、地名・分類番号・ひらがな・一連指定番号・封印(後ろのみ)です。

(1)地名

これは現住所を管轄としている運輸支局自動車検査登録事務所の所在地を表すものです。

各都道府県によって地名の数は異なり、神奈川県の場合は4種類あり「横浜・川崎・相模・湘南」になります。

 

2006年以降には、ご当地ナンバーが導入され46個の地名が新たに作られました。

東京都世田谷区は従来品川ナンバーでしたが、地域住民や行政の要望もあり

平成26年11月から世田谷ナンバーが導入されています。

(2)分類番号

昔(30年ほど前)は2桁でしたが、現在は登録台数が増えて3桁に変わりました。

分類番号の1番左の数字が種類や用途を表し、下2桁で希望ナンバーかそうでないかを区分しています。

下2桁が00~09は希望ナンバーではないものとなります。

最近では、アルファベット入りのナンバープレートも登場しました。

アルファベットは、「A・C・F・H・K・L・M・P・X・Y」の10文字が採用され、数字と間違えそうな16文字が欠番となっています。

分類番号表

一番左の数字 種類・用途
普通貨物車
普通乗合車
普通乗用車
4・6 小型貨物車・軽貨物車
5・7 小型乗用車・軽乗用車
特殊用途自動車
大型特殊自動車
大型特殊の建設機械

(3)ひらがな

分類番号と同じように文字によって種類が分けられています。

種類・用途 文字
自家用車 「さすせそ」「たちつてと」「なにぬねの」「はひふほ」「まみむめも」「やゆ」「らりるろ」
事業用車両 「あいうえ」「かきくけこ」「を」
駐留軍人用車両 「よ」、アルファベットの「EHKMTY」
レンタカー等の貸出用車両 「われ」

ひらがなにもアルファベットと同様に、色々な理由により使われていない文字があります。

それは、「お・し・ん・へ」です。理由は下記内容になります。

「お」は視覚的に「あ」と間違える可能性があることと、「を」と発音が似ているため。

「し」は死を連想させるため。

「ん」は発音がしにくいため。

「へ」はオナラを連想させ、イメージが悪いため。

(4)一連指定番号

ナンバープレートの一番大きな4桁の数字のことです。

右揃えで表示され、3桁以下は「・」で空白桁を埋めています。『・・・1』から『9999』までの組み合わせがあり、ランダムに交付されています。

ただし、死や轢くなどを連想させる「42」や「49」は使われていません。

通常であればランダムで文字や数字が割り振られますが、1999年(軽自動車は2005年)から希望ナンバー制度が導入され、自分の好きな4桁の数字を選ぶことが出来るようになりました。

例えば、斉藤さんなら「3110」、矢沢永吉さんのファンは「830」のように自由に数字を選ぶことができます。

しかし、人気の高い番号は抽選制となっています。ちなみに人気が高いのはゾロ目の番号や一桁の番号などです。(1111、8888、1000、1、3、5,8、など)

➁ナンバーの色

ナンバープレートには様々な色が使用されていて、種類によって背景や文字の色が違っています。

種類・用途
白ナンバー

白地に緑文字:家庭用自家用車や大型車

白地に青文字:領事館関係車両

白地に黒文字:自衛隊車両

緑ナンバー

(緑地に白文字)

営業車(タクシー、路線バス、宅配業者、引越し業者など)
黄色ナンバー

(黄色地に黒文字)

自家用軽自動車
黒ナンバー

(黒地に黄色文字)

事業用に車両を登録した軽自動車(配送業や運送業など)
青ナンバー

(青地に白文字)

外交官が使用する車両
仮ナンバー

(白地に赤い枠や斜線)

車検切れや抹消登録などでナンバープレートが無い場合に、一時的に道路を走るために付けるナンバー

➂まとめ

このようにナンバープレートの記載内容等には、それぞれに意味があります。

一連指定番号のように意味を持たないものもありますが、希望ナンバー制の導入によって周りから見たら意味のない番号かもしれませんが、所有者個人にとっては思い入れのある意味のある番号だったりします。

ご当地ナンバーのように新しく追加されたものもありますが、字光式ナンバーのようにいつの間に無くなっていったものもあります。

次はどのような文字が追加されたり、新しい表示方法が出てくるのか、少し楽しみですね。

 

 

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