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BMW X1(E84型、F48型)のラゲージスペース(荷室)の寸法サイズを徹底調査!

 

前回のベンツGLAの調査に引き続き、ドイツSUVの中でもひと際人気の高いBMW X1のラゲージスペースについて調査しました。初代型であるE84型と現行モデルであるF48型(コンフォートパッケージ)、両方の比較もしておりますのでX1をご検討中の方必見です!

 

採寸方法

採寸は前回と同様の手法で実測します。(全ての比較写真はクリックして頂くと拡大表示されますので数字が読みにく場合はご利用下さい)

 

 

 

 

 

 

 

X1の荷室寸法

まずは基本となるトノカバーを付けた場合の採寸結果です。

左が現行型F48の寸法、右が初代E84の寸法となります。

 

 

 

 

 

 

 

日帰りバーベキュー

このサイズで前回と同様に日帰りバーベキューセットを積んでみました。家族4人での想定です。

荷物を載せた写真はこのとおりです。左の現行型F48ではトノカバー内に何とか収まり、右上部分にまだ若干のスペースがあるのでバーベキュー場途中のコンビニで買ったおやつ等が入りそうです。

右の初代E48でもトノカバー内に何とか収まりましたが、余裕はほとんどありません。

 

 

 

 

 

 

 

そしてトノカバーを外せば左のF48なら現行荷物から天井まで約300mmの空間があり、椅子なら3,4脚、あるいは小ぶりの旅行鞄2つ置けます。右のE84は横幅が50mmF48より狭くなりますが、高さ方向には300mmの空間がありますので同様に椅子3,4脚、小ぶりの旅行鞄2つ置けるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トノカバーについて

トノカバーは両車とも大小2つの構成となっており、簡単に外せますが、現行型F48はトランク内に収まりますが、初代E84ではトランク内には残念ながら収まりませんでした。外したら自宅に置いておくことになりますね。

 

 

 

 

 

 

 

トノカバーを外した場合のトランクサイズです。

 

 

 

 

 

 

 

 

トランク手前の窪み(ポケット)

X1の特長としてトランク手前に大きなポケット部があります。しかしながらその大きさや形状は現行F48と初代E84ではかなり異なります。

左側のポケット写真です。左:現行F48 右:初代E8

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに両車とも底面くり抜き部分には救急セットが入っています。

 

 

 

 

 

 

 

右側のポケット写真です。 両車とも12Vシガーソケット付きです。

 

 

 

 

 

 

 

最大幅の比較になります。 現行F48は1320mm、初代E84は1260mmとなりました。その差60mmです。

 

 

 

 

 

 

 

この最大幅を使ってゴルフバッグが横積み出来るかを検証しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

現行型F48は横積みでゴルフバッグ2個載りました! 奥にバッグ2個置けるスペースもあります。これはゴルフ好きの方には朗報ではないでしょうか。一方、初代E84では2本は無理でしたが、1本は横積み出来ます。

 

縦にも積んでみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも有りですね。 お好みの載せ方でゴルフ場へ行きましょう。

後席の倒れ方

さて後席は40:20:40の3分割可倒式になっており、先ほどのゴルフバッグ2本を縦に積んだ際は40部分を倒しました。

倒し方ですが、現行型F48の場合、左右に付いているスイッチを手前に引けば自動で倒れます。(但しコンフォートパッケージでエンジンが掛かっている状態で。エンジン止まっているとスイッチが効きません。)

 

 

 

 

 

 

 

右側40%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左40%+中央20%

 

 

 

 

 

 

 

 

100%倒した場合。両車ともやや傾斜が出来てしまうのでフルフラットではありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

中央20%だけを倒す=トランクスルー的にも使えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

サブトランク

トランク床を持ち上げると、サブトランクが出現します。

 

 

 

 

 

 

 

現行型F48のカタログ値では100Lとありますが、実測値では128Lの計算です。 ここにパンク修理キット、洗車セット、非常用ランタン、ブースターケーブル、傘、三脚、毛布等がらくらく収納出来ます。もちろん冬期にはタイヤチェーンも収納出来ます。深さが200mmもあるのでもっと他の使い方もありそうです。

一方、初代E84では深さが50mmしかなく、計算上では27Lしかありません。 厚みのある三脚や非常用ランタン等は収納出来ませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

測定値を表にしてみました。 カタログ値はVDA法ですが、実測値の方がやや大きい結果となりました。またF48とE84では実質荷室容量に差(11L~152L、3%~10%)があります。

X1 現行型トランクサイズ X1 初代型トランクサイズ 差異
トノカバー付けたままの状態
幅(mm) 1000 950 50
奥行(mm) 860 880 -20
高さ(mm) 450 450 0
計算上の容積(L) 387 376 11
カタログ値(L) 505 420 85
トノカバー外した状態
幅(mm) 1000 950 50
奥行(mm) 860 880 -20
高さ(mm) 740 740 0
計算上の容積(L) 636 619 17
カタログ値(L)
後席倒した状態
幅(mm) 1000 950 50
奥行(mm) 1730 1630 100
高さ(mm) 840 840 0
計算上の容積(L) 1453 1301 152
カタログ値(L) 1550 1350 200
サブトランク
幅(mm) 890 740 150
奥行(mm) 720 730 -10
高さ(mm) 200 50 150
計算上の容積(L) 128 27 101
カタログ値(L) 100
トランク左ポケット部
幅(mm) 350 330 20
奥行(mm) 160 140 20
高さ(mm) 300 420 -120
計算上の容積(L) 17 19 -2
トランク右ポケット部
幅(mm) 350 320 30
奥行(mm) 160 190 -30
高さ(mm) 300 420 -120
計算上の容積(L) 17 26 -9

 

 

 

おまけ

現行型F48には電動テールゲートが装備されています。 残念ながら初代型E84には電動テールゲートは付きません。跳ね上がった高さはそれぞれ写真のとおりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

なお、現行型F48には高さを車両設定画面から5段階に調節できる機能があります。

 

いかがでしたか? あなたは現行型と初代型、どちらが気になりますか? 荷室サイズ重視なら現行型、全幅は1800mm以下をお考えであれば初代型となります。さらに全高に関して言えば初代型でiDrive非装備であれば立体駐車場に入るサイズとなります。このE84はFRモデルなので走りは抜群です。荷室スペースは現行モデルより10%ほど小さいですが、FRらしい素直なステアフィールはFFモデルにはない感覚ですので、是非一度ご試乗されることをお勧め致します!

どちらを選んでも満足度が高い、BMWのコンパクトSUVです。

ご参考までに外寸サイズも最後にまとめました。

BMW BMW
現行F48 初代E84
全長mm 4455 4485
全幅mm 1820 1800
全高mm 1610 *1545
*iDrive非装備の場合

 

次回予告

次回はAUDI Q2を測定してみたいと思います。こうご期待!

 

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