BMW X1現行型(F48)のモデルの違い教えます!①
今回は解説シリーズ第2弾になります。
現行型BMW X1(F48)「2015年~2019年」モデルを解説します。
BMWのプレミアムコンパクトSUVとして2010年にデビューしたX1。2015年10月に2代目(F48)としてフルモデルチェンジしました。
FRベースだった先代からガラリと変わり、2代目ではBMW2シリーズやBMW MINIと共通のFFプラットフォームを採用しています。
FFベースとなったことで室内の居住性と荷室スペースが向上しました。
①サイズ
まずはボディーサイズの比較から。
初代 E84型
現行F48型
ボディ-サイズ
初代 全長4485mm x 全幅1800mm x 全高1545mm(iDrive搭載車は1575mm)
2代目 全長4445mm x 全幅1820mm x 全高1610mm(M Sportは1600mm*)
*M Sportが全高1600mmなのはM Sport専用サスペンションで地上高が通常より10mm低いためです。
ホイールベース
初代 2760mm
2代目 2670mm
ラゲージスペース
初代 420L~1350L
2代目 505L~1505L
全長は40mm短くなりましたが、幅と高さがそれぞれ+20mm、+35mm大きくなり風格が増しましたね。
ラゲージスペースも広くなり、より多くの荷物を積めるようになりました。この点については以前、ブログで解説しましたので、そちらも参考にして下さい。
②初代からの変更点
キドニーグリルが主に横方向に大きくなりヘッドランプのデザインも変わりました。
コロナリングはヘキサゴン型になりLEDに変わりました。
リアはアンダーガードを中心に立体的になり、リアライトもLEDライトバーになりました。
初代 正面写真
現行型 正面写真
初代 斜め横写真
現行型 斜め横写真
初代 後ろ写真
現行型 後ろ写真
④モデルの紹介
フルモデルチェンジ後、SPORTがなくなり、スタンダード、X Line、M Sportの3つのラインナップとなりました。
⑤キドニーグリル
モデルによって縦のスリットバーの色が違います。
スタンダード (ブラック)
X Line (シルバー)
M Sport (ハイグロスブラック)
⑥フロントバンパー
スタンダード(下部のバーがシルバー)
X Line (下部のバーがアルミシルバー)
M Sport (M Sport専用バンパー)
⑦サイドシル
フロント同様スタンダードはシルバー、X Lineは光沢のあるシルバーで高級感を出してますね。 M Sportはあえて飾らない事でスポーティーさを感じます。
スタンダード (シルバー)
X Line (アルミシルバー)
M Sport (ボディ同色)
⑧ホイール
スタンダード 17インチホイールですが、デザイン変更されていますね。
初代 (スタイリング317)
現行型 (スタイリング560)
xLINE
やはりデザイン変更されています。18インチです。
初代 (スタイリング322)
現行型 (スタイリング569)
M Sport
こちらもデザイン変更です。18インチです。19インチもオプションで付けられます。
初代 (ダブルスポーク・スタイリング355M)
現行型(ダブルスポーク・スタイリング570M)
19インチホイール
初代 (ダブルスポーク・スタイリング225M)
現行型(ダブルスポーク・スタイリング572M)
⑨その他
駆動方式は初代はFR(sDrive)と4WD(xDrive)でしたが、現行型はFF(sDrive)と4WD(xDrive)に変更されています。
トランスミッションは変更なく、18i系sDriveが6AT、xDriveが8ATです。
2017年18i系sDriveのトランスミッションを6ATから7DCTへ変更しています。
DCTとは「デュアルクラッチトランスミッション」の事で、2つのクラッチを内蔵していて一つは奇数、一つは偶数のギアを担当することにより、次のギアが常に待機しているので変速がプロレーサー並に素早く出来て、また常にギアが入っているためダイレクト感があるトランスミッションです。 燃費的にも優れています。
まとめ
駆動方式をFRからFFに変更した現行型X1。外寸も内寸もワイドになり、居住性や積載性が増してさらに魅力的なクルマになりました。
次回は内装のご紹介を予定しています。お楽しみに!