ハイオク・レギュラー・軽油の違い?知っておきたい燃料の事
車を動かすために必要なガソリン、軽油。
結局のところ何が違うの?
軽油の方が安いから、軽油を給油したいなど考えたことありませんか?
今回は燃料の事を解説します。
ハイオクとレギュラー
一般的にガソリンと呼ばれてます。
ハイオクの方が値段が高いから、よく燃えると思ってる人は多くないですか?
実は逆です。
ハイオクの方が燃えにくいんです。
何が違うのかはオクタン価の違いです。
欧州ではレギュラーガソリンのオクタン価が日本のレギュラーガソリンより高いので欧州車のほとんどは日本ではハイオク仕様となっています。
オクタン価はガソリンのエンジン内での自己着火のしにくさの値で、ハイオクのメリットはノッキングしにくい事です。
ノッキングとは異常燃焼(シリンダー内で本来とは異なるタイミングで混合気が発火してしまうとピストンが想定外の動きをするためにエンジンに大きな負担がかかり、異音や振動を感じる現象)の事です。
ハイオクの方が値段が高くなるのは、添加物の量や洗浄剤も入るので値段が高くなります。
軽油
よく間違えられるのが、軽油は軽自動車用の燃料ではないです。
ディーゼルエンジン用の燃料です。
「そんな事、知ってるよ!」って人は多いと思います・・・
ところで、軽油には5種類あるのはご存じでしたか?
特1号・1号・2号・3号・特3号とあります。
5種類あるのには軽油は凍り、「シャーベット状」になるからで、凍るのを防ぐため地域の気候にあわせた軽油があるのです。特1号・1号・2号・3号・特3号と、号数が大きくなるほど、流動性が高くなり凍結しにくくなるため、寒さに強い軽油となります。基本的に、夏季は1号または特1号、寒冷地の冬季は3号または特3号が販売されています。
冬場にスキーなどで寒い地域に行くときは、燃料が凍るのを防ぐために目的地の近くで給油しましょう✨
入れ間違い
ガソリン車の場合、ハイオクとレギュラーを入れ間違えてもすぐに故障にはなりません。
次回の給油で間違えないようにしましょう。
エンジンが指定した燃料で性能が出るように作られています。
ディーゼル車にガソリンを入れてしまった場合やガソリン車に軽油を入れてしまった場合
エンジン不良・異音・黒色や白色の排気ガス・・・
そしてエンジン停止
速やかに買ったお店や整備工場などへ連絡するようにしましょう
ちなみにですが入れ間違えでJAFの緊急依頼は年間3,000件程あるそうです。
おまけ
LLC
LLC(ロング・ライフ・クーラント)冷却水の事です。
エンジンを冷やすための液体です。これが劣化したり減少してしまうと、十分なエンジン冷却が出来なくなりオーバーヒートを起こす可能性が高くなってしまいます。
暑くなる季節には気を付けましょう。
LLCはエンジンルームにある赤や緑色の液体で車種によって青やピンクもあり
減っていたら同じ色の物を補充しましょう!
違う色を混ぜるとサビや汚れ、ウォーターポンプの不調、冷却水の劣化などの確認がしにくくなってしまいます。
OIL
エンジンオイルについても説明します。
オイルの表記で「0W-30」などあります。
これは、SAE(アメリカ自動車技術者協会)の分類で決まります。
Wは「Winter」、冬の事で前の数字が10・5・0と小さくなるほど低温で固まりにくく
後の数字は、高温時(100℃)における粘度を表しています。
参考:各社SUV指定オイルグレード
BMW X1 0W-30
MINI クロスオーバー 0W-30
BENZ GLA 5W-40
AUDI Q2 0W-40
まとめ
今回は燃料のことを書いてみました。
燃料は指定された物を入れるようにしてください。
安いからといってガソリン車に軽油を給油しないようにしましょう。
冷却水も同じ色の物を入れてください。
OILも古く劣化した物や汚れたものは燃費の悪化やエンジン不良になるので定期的に交換しましょう。