購入時の払う諸費用!自賠責保険、リサイクル料金を解説
お見積書の中で諸費用にある
自賠責保険、リサイクル料金など
項目にあるからなんとなく支払ってる人はいませんか?
お車の購入には必要なことなので自賠責保険とリサイクル法について解説していきます。
自賠責保険
正式名は「自動車損害賠償責任保険」で
自動車損害賠償法によって
すべての車の所有者に加入が義務付けられている保険です。
自賠責保険に加入しないと車検を通すことができません。
もし、自賠責保険がない状態で車に乗ると
「1年以下の懲役、または50万円以下の罰金」になり
証明書の不携帯でも30万円以下の罰金になりますから
車検証と一緒にするなどして大切に車内に保管してください。
自賠責保険で補償されるのは人間のみで
物損はあらゆるものに対して補償はされません。
建物や電車など人間以外は補償されない事を知っておいてください。
任意保険の必要性や加入の重要性を考えます。
対人での補償金
傷害 | 120万円 | 治療費・休業補償・慰謝料 |
死亡等 | 3000万円 | 葬儀費用・逸失利益・治療費・慰謝料 |
後遺障害等 | 4000万円 | 逸失利益・治療費 |
リサイクル法
自動車リサイクル法は2005年1月から
本格稼働し廃棄物の削減と資源の有効利用を
めざした社会システムで車の所有者・関連事業者・車メーカー・
輸入業者の役割を定めた法律です。
リサイクル料金は、新車の場合は購入時に支払い
中古車の場合でも購入時に支払う形になります。
新車時に支払っているんだから中古車などでは買った人は払わなくていいのでは
ないかと考えてしまう人もいると思います。
リサイクル料金は、最終所有者が負担するので前の所有者はリサイクル料金を
立て替えていると考えてください。
では、「リサイクル料金は返金されるのか?」と思いますが
廃車の場合は最終所有者になるので返金されません。
下取・買取の場合は査定額に含まれていることが多いようなので
返金されていることになります。
自動車リサイクル法によって
自動車由来の廃棄物が削減されることはもちろんですが、不法投棄車両の撤去
など私たちの生活環境の改善に繋がります。また自動車の長期使用や中古部品の
活用、環境配慮型設計の自動車選択などの取り組みが進むことにより
資源循環型社会が構築されます。
まとめ
自賠責保険の重要性は分かっていただけましたでしょうか?
加入していないと大変なことになります。
そして任意保険の必要性も改めてわかっていただけたと思います。
万が一の事故に備えて保険には入りましょう。
事故を起こさないことが一番大切です。
リサイクル法は
年間350万台の車が廃車され
総重量の80%がリサイクルされ20%がシュレッダーダスト(車の解体・破砕後に残るプラスチックくずなど)
埋め立て処理される物になります。
カーエアコンに冷媒として充電されるフロン類は
適切な回収処理をされないとオゾン層の破壊や
地球温暖化につながります。
リサイクル料金を支払うことで環境保全や
資源循環型の社会に繋がります。
限りある資源で地球を大切にしましょう。