半自動運転!GLA (前期型)ACC(アダプティブクルーズコントロール)を試してみました!
前回に引き続き、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)について解説します。
ACCとは
アクセルとブレーキ操作を自動で行う運転支援システムで、最近では「NEXCO」や「JAF」でも高速道路等での渋滞緩和や事故の軽減のため使用を推奨していて、燃費の向上にも繋がる便利な機能ですので、積極的に使いたいところです。
今回はメルセデス・ベンツ GLA(前期型)で検証してみます。
GLAのACCはディストロニック・プラスと呼ばれ、フロント正面エンブレムに組み込まれたミリ波レーダーで前方車との距離を感知し、車載コンピュータでアクセル、ブレーキを制御するシステムです。
ACCには前方車の検知の仕組みにおいて大きくわけて3つの方式があり、前回のX1(F48)ではフロント上部のカメラで検知する方式(光学式)でしたが、GLAはミリ波レーダーで前方の車との距離を検知するシステムです。
JAFのブログより引用
どのシステムが良いかは一概には言えず、一長一短あります。ミリ波レーダーは視界に左右されず、大雨や雪、霧、強い西日等でもコントロールが効くという特長がありますが、道路端を走っているオートバイや自転車は検知できないことが多いようです。
まずは基本操作方法につき下記の動画でまとめてみました。
高速道路では特に危なく感じることもありませんが、バイパス等広い一般道でも使えるものかそのあたりの制御レベルにつき動画にまとめてみました。
BMW X1 ACCとの違い
前回ご紹介したBMW X1のACCでは走行中常時ACCの状況がわかる仕組みでした。前車を検知しているかどうかや車間距離も常時表示されます。
しかしながらGLAではACC設定時から5秒間しか表示がなく、走行中は消えてしまいますので今ACCが効いているのか、車間距離設定はどうなっているのかがわからず不安になります。
あと、レバーコントロール式はメルセデス・ベンツの他、AUDIでも採用されていますが慣れるまではわかりずらいですね。 もうひとつのレバーである方向指示器と間違える確率高いです。
ステアリングボタン式を採用しているのはBMWの他、VWやMINI等主流派と言えます。慣れれば親指1本でACC操作が完結します。
とは言え、総合的なスピード&ブレーキコントロールの実力で言うと今回のメルセデス・ベンツGLA前期型に搭載されたディストロニック・プラスはかなり優れていると個人的には感じました。
まとめ
ACCに慣れている方ならバイパス等、見通しのよい一般道でも使用できる機能です。
冒頭のタイトルである半自動運転は可能と判断します。
但し、初めての方は高速道路など信号の無い道路で練習し、ACC特有のくせを体得することをお勧めします。やはり機械ですので、ACCには限界があることも事実です。あくまでも運転支援システムですので、最終的には運転者の判断が必要であり、いつでもブレーキが踏めるようにしてください。
運転支援システムを上手に使い楽しいドライブを!