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お客様から嬉しいお手紙をいただきました!

NeuKreisをご利用いただいているお客様から、大変嬉しいお手紙を頂戴しました。

こちらでご紹介させていただきます。

 このたび、プジョー106のことでは大変お世話になり、ありがとうございました。

今から思えば最初にお邪魔したとき、すでにガタがきていた車を、ご相談に伺うたびに丁寧にご対応頂き、つい先日まで長らえさせて頂いたことには心より感謝いたしております。

 

 この車は私が独身だった頃、1999年10 月に、当時住んでいた都内葛飾のプジョーディーラーで新車で入手しました。実はこのディーラーにはその際、当時発売されて話題になっていたプジョー206を入手しようと思って相談に訪れたのですが、そのとき駐車場にとめてあったこの106に目が行き、試乗もした結果こちらに心変わりしてしまったというものです。

 

 独身の身にはちょうどいい大きさと思え、また小さい割に高回転型のクセのあるエンジンに魅了されて、その後どこへ行くにもこの車で出かけておりました。

 その後、今の家内と出会って初デートに出かけたのもこの車、誕生した長男、長女、次男を病院から家に運んだのもこの車、お盆の帰省に仙台まで一家で往復したのもこの車でした。

 最初は小さかった子供たちもだんだん大きくなってきますと、この車では明らかに手狭になってきたのは分かっておりましたが、このように私自身と家族の思い出が一杯に詰まってしまってどうにも手放すことができなくなってしまい、ここまで長らえさせて乗り続けてきました。

 

 思い返せば、新車当初に跳ねるような感覚だったサスペンションはここ数年はごつごつとしてしまい、またエンジンもたまに突然止まったりするなど、「老い」のようなものが感じられていたと思います。

 今年の正月に、一家で宮城県の塩竃まで往復しましたが、その際にはさすがに家族からもう狭い、乗り心地も悪くなったという要望が出ておりました。

 

 このたびの最後となったエンジントラブルのちょうど前日、娘が習い事でやっているバレエで初めて大役が与えられての発表会ということがありました。衣装やら小道具やら、106のリヤシートを半分倒してルームミラーから後方が見えなくなるほど荷物を積み込んで野毛山まで娘を送り、また帰りは花束や引き出物が加わってさらにふくれあがった荷物をぎゅうぎゅうに詰め込み、疲れたから早く帰ってお風呂に入りたい、という娘を無事に家まで送り届けたのが、この車がわが家の家族に果たした最後の仕事となりました。

 その翌日、何でもない用事で私がこの車に乗って一人で出かけたとき、5kmほども走ったところだったでしょうか、突然異音がして動かなくなってしまいました。

 

 翌日、木村さんからトラブルの原因をお聞きしたとき、最初は諦められない気持ちが先に立ちましたが、その後布団の中で考えていたら、あいつは老体で走りながらも、娘の初めての大役のお供を無事にやりおおせて、きっと安心したんだな、ということが分かってきました。

 それならば、これ以上はただ無理をかけるだけになってしまうから、ここでお別れをしようという考えに至り、翌日ご連絡申し上げて、今回の手続きをお願いした次第です。

 数年前まではおよそトラブルということを知らなかった (本当に、故障というものを一度もしたことのない車でした)のが、急に衰えたようになったのも、なにか生き物を見ているようだったと思います。貴社でお世話になった2年ほどは、すでに地球を5周ほどの距離を走っておりましたので、思い返せば老体にムチを打ってしまった2年間だったかも知れません。

 

 ただこの最後の期間があったのでこの車に対するひとしおの感慨と感謝の念が芽生えことも事実で、この数年お世話になったことには改めて感謝を申し上げます。

 

 以前に申し上げたとおり、年が明けてから私にとって25年ぶりの車選びにお世話になる予定でおります。

106を入手したときは、次に自分が車を選ぶときに自分の子供と選ぶことなどということはまるで想像もできませんでした。最近の車の潮流には疎くところもありますので、いろいろとアドバイスを頂きながらよい車選びが思っております。

 その際にはどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 この2年間ほど、本当にありがとうございました。

 

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