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パンクしても大丈夫!ランフラットタイヤを解説します。

弊社で取り扱うBMW X1やMINI クロスオーバーのタイヤはランフラットタイヤと言い、パンクしても最大80kmを空気が抜けた状態でも走れてしまう優れたタイヤが装着されています。

今回のブログではこのランフラットタイヤのメリット・デメリット等を解説します。

目次

ランフラットタイヤとは

ランフラットタイヤとは、パンクして空気が抜けても時速80km/h以内で最大80kmの距離を走れるように設計されているタイヤです。(ISO規格

一般的なタイヤはパンクすると空気が抜けてぺしゃんこになり、走行不能に陥ります。

ランフラットタイヤはタイヤの側面部分(サイドウォール)が特別に頑丈にできているため構造上、空気が抜けても一定の走行距離であれば車体重量を支えられます。

図解するとこんな感じです。白い枠がホイール断面黒色部がタイヤ断面です。ブリヂストンタイヤHPより抜粋)

 

歴史は古く1930年代現金輸送車などの商用車が銃撃など危険な襲撃を受けても逃げられるよう開発が始まり第二次世界大戦では多くの軍用車両に使われ別名「コンバット(戦闘)タイヤ」とも呼ばれます。

メリットは?

安全面

パンクしても走行できるため、タイヤ交換をせずに安全な場所まで移動できます。路上でタイヤ交換を行う必要がないので二次災害(タイヤ交換中に他の車にはねられる等)を回避できます。筆者も以前、首都高を走行中、突然右後ろのタイヤがパンクして走行不能となり、路側帯でタイヤ交換をしてとても怖い思いをしたことがあります。

また万が一トラブルが発生してもステアリング操作が悪化して車体バランスが崩れるというリスクを抑えられます。

逆にいうとランフラットタイヤを履いていると走行中のパンクに気づけません。そのためランフラットタイヤを装着しているクルマにはタイヤの空気圧をモニタリングするシステムが装備されています。

これはTPMS(タイヤ・プレッシャー・モニタリングシステム)と呼ばれる装備です。

万が一トラブルによってタイヤ空気圧が低下すると車内の警告灯が点灯して、ドライバーに教える仕組みになっています。

機能面

スペアタイヤが不要なためトランクスペースに余裕が生まれ、車体軽量化にも寄与します。

環境面

ほとんど使われることなく廃棄されるスペアタイヤやホイールが不要になり、省資源化に貢献できます。

デメリットは?

タイヤ本体の価格が高い

例えばX1 F48型標準タイヤサイズ225×45 R17の場合、ランフラットタイヤ ブリヂストンPOTENZA S001 RFTはメーカー希望小売価格37,700円/本します。

一方ノーマルタイヤ ブリヂストンPOTENZA S007Aの場合、メーカー希望小売価格32,900円/本ですのでランフラットタイヤは13%ほど高いということがわかります。

乗り心地が犠牲になりやすい

ランフラットタイヤは通常のタイヤと比べてサイドウォールを強化しているため、乗り心地が硬めになりがちです。これはタイヤの構造上避けられないことでもあります。

そのため車種によってはランフラットタイヤの固さに合わせてサスペンションなどの味付けをソフトにしていることもあります。

なお、ランフラットタイヤも進化を続けており、第三世代のランフラットタイヤ(2009年3月販売開始、ブリヂストンの場合)はタイヤの硬さをかなり改善しています。

ランフラットタイヤ装着車にノーマルタイヤを装着して良いか?

BMW X1やMINIクロスオーバーには標準でランフラットタイヤが装着されていますが、タイヤの摩耗時や乗り心地改善を目的としてノーマルタイヤに交換しても良いかとお客さまから質問を頂くことがあります。

結論から申し上げますと、ノーマルへの変更は問題ありません

正しいサイズで、お車にマッチしたタイヤであればホイールはそのままでノーマルタイヤを装着しても良いでしょう。車検も問題なく通すことができます。

この場合、下記のような点に注意して下さい。

①スペアタイヤがないこと

②乗り心地が変わること

③タイヤの性能が変わること

先ほどメリットで上げたように、ランフラットタイヤにはスペアタイヤが搭載されていません。そのため通常のタイヤを装着してパンクしてしまうと車を動かすことが出来なくなってしまいます。

JAFや損保会社のロードサービスの連絡先の確認やパンク修理キットを載せておくなど、あらかじめ準備しておくことをおすすめします。

また、車はランフラットタイヤに合わせた足回りの設定になっていますので、より柔らかいノーマルタイヤを装着すると今までとは大きく乗り味に変化があらわれます。

燃費、グリップ、ブレーキの利き具合、静粛性など様々な性能が変わってきます。これらはメリットにもデメリットにもなりえますので、ご自身の車に何を求めるのかよく考えて選択すると良いでしょう。

まとめ

ランフラットタイヤについて様々な角度からみてみました。

日本国内で使用していればよほど人里離れたところでパンクしないかぎり、修理できる場所まで走れる安心感はノーマルタイヤにはないものですね。

弊社でもタイヤの履き替えについて実績に基づいたアドバイスが可能ですので気になる方はご遠慮なくご相談下さい。

 

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