中古車購入で知っておきたい注意点を解説!
中古車購入を考えている方の「ほぼすべて」と言えますが、中古車を選ぶとき「選んじゃいけない中古車ってどれ?」と、気になっているはずです。
中古車購入での選び方には、いくつかのポイントがあります。また、あなたのクルマの使い方やライフスタイルによっても選ぶときに注意するポイントがあります。
今回は、中古車購入で知っておきたい注意点について解説していきます。
目次
1: クルマのタイプを決めましょう
中古車購入を考えるとき、最初の注意点として大切なのが「クルマのタイプ」を決めておくということです。
クルマには、タイプによって向いている用途と向いていない用途があります。いくらあなたが「コレしかない!」と思ったとしても、クルマの使い方と合っていなければ快適に活用することができません。
(1)小回りが利く
普段の買い物や、近くの移動が主になる。または、住んでいる地域の道幅が狭いため、楽に運転したい。こういうご要望をお持ちの方もいらっしゃいます。
主とした目的がこのような場合、クルマそのものの性能や快適性よりも、
- 使い勝手が良く
- 小回りが利いて
- 維持費も安い
トータルで見ても家計にやさしい「軽自動車」がおすすめです。
(2)小さくてもグイグイ走って欲しい
クルマの使い方としては軽自動車でも良いけれど、高速道路や自動車専用道路、バイパスなどを走ることがある。
こういった目的でクルマを利用される場合、クルマの大きさや小回りはそのままで、軽自動車よりも少しパワーのあるクルマが最適です。
いわゆる「コンパクトカー」と呼ばれるタイプです。国産車なら次のようなクルマが代表的です。
- ノート
- アクア
- マーチ
- フィット
排気量にすると1000cc~1500ccのクルマになります。高速道路をビュンビュンと100kmを維持して走行するのは快適ではありませんが、買い物や移動のちょっとした距離を走るなら問題ありません。
(3)家族や友人と一緒に出掛けたい
家族や友人・知人と一緒にお出掛けしたい。
こうした目的の場合におすすめなのがファミリーカーとして人気のある「ミニバン」です。
車体は大きくなりますので、コンパクトカーのように小回りは利きづらいですが、車内空間は広いため7人乗っても快適に移動できます。
- 大人数の移動
- 広い車内空間
- 収納力の高さ
これらの条件を満たしてくれるのがミニバンです。
(4)アウトドアもへっちゃらで楽しみたい
ミニバンも良いけれど、もう少し本格的にオフロードも走れるほうが良い。そしてミニバンよりも都会的なシルエットが好み。
このようなご要望の方、実は増えています。そして、中古車市場でも人気が高まっているが「SUV」タイプのクルマです。
SUVは車高が高く、収納力もあり3列シートタイプなら7人くらい同乗できます。最近人気のアウトドアを楽しむなら、走破性能が高く、デザインが都会的でおしゃれなSUVをおすすめします。
もちろん、アウトドアで使わなくても、都会的でおしゃれなデザインは普段使いでも活きてきます。コンパクトカーでは満足できない方にもSUVはぴったりです。
(5)疲れにくくて運転しやすいのがうれしい
静かで安定したクルマがほしい。こういった方には「セダン」がおすすめです。
- BMW3シリーズ
- メルセデス・ベンツCクラス
などがセダンの代表的なクルマでしょう。
少し前のセダンというと「おじさん」の雰囲気もありましたが、今のセダンはデザインもカッコ良くなっています。
(6)荷物を沢山積んで走りたい
釣りやキャンプ、自転車などの趣味をお持ちの方なら、荷物を沢山積んで移動できるクルマは魅力的ではないでしょうか?
そこでおすすめなのが、ステーションワゴンです。
ステーションワゴンは中古車市場でミニバンやSUVのように人気がありません。でも、使い勝手の良さは負けていません。
収納力が欲しい方には検討してもらいたいタイプです。
(7)ひたすら「走り」を楽しみたい
「クルマは走るためにある」という方にはクルマの性能とデザインだけに注目したクーペがおすすめです。
積載性なんて必要ありませんよね?二人乗りで十分ですよね?優れた走行性能とカッコイイデザインがあればOK。
運転の楽しさを追求したクーペこそ、あなたにぴったりのクルマです。
2: 購入予算を決めておきましょう
中古車購入で注意しておきたいのが予算です。
(1)大切なのは予算決め
クルマのタイプを決めた後は予算を決めましょう。
というのも、予算を決めずに中古車を探すと
- いつまでも決まらない
- 新車と変わらない値段のものを買う
どちらかになりやすいのです。どちらも中古車を購入するメリットにはなりません。
(2)忘れちゃいけない諸費用
予算を決めるときですが諸費用についても計算に入れておきましょう。
中古車販売店によっては、諸費用まで全部込みの価格になっているところもあれば、車両価格だけで表示しているところもあります。
自分が気に入ったクルマを選んで支払いの話になったとき、諸費用分が予算を超えてしまうと大変残念な気分になります。
(3)諸費用を抑えるポイント
諸費用に含まれている「法定費用」は金額が決まっているので抑えることができません。
しかし販売店の手数料(代行費用)に関しては抑えることができます。
特に以下の費用はご自身で手続きをすれば抑えることができます。
- 登録手続き代行費用
- 車庫証明手続き代行費用
平日の時間にしか対応していない警察署や役所へ行ったり、陸運局の事務所へ行ったりしないといけませんが費用を抑えることはできます。
3: 中古車購入でチェックするポイント
中古車購入でチェックするポイントがあります。
(1)修理歴
まずはクルマの修理歴や事故歴です。
こういった情報は、原則として販売店はお客様へ開示しなくてはいけません。確認しておきましょう。
(2)ドアの開け閉め
ドアがスムーズに開け閉めできるかを確認しましょう。構造上大丈夫だったとしても、ドアの開け閉めがスムーズにできないクルマはかなりストレスが高くなります。
また、スムーズにドアが開け閉めできないということは、どこかに不具合を持っている可能性もありますので、きちんと確かめたいポイントです。
(3)エンジンの掛かり具合
ドアの次はエンジンです。
エンジンを掛けた後、アイドリングが安定しているかどうかを確認したいですね。また、クルマの外へ出て、エンジン音を聞いてみるというのも正解です。
異音や振動が大きくないかどうかはチェックポイントになります。
(4)車内の機器の動作
最近のクルマには様々な機器が付いています。
中古車を検討される場合には、こういった機器の動作も確認しておきましょう。納車前に不具合を発見できれば、販売店で故障の対応をしてもらえる可能性があります。
(5)内装と外装の損傷
内装は「ヘタリ」がどれくらいなのかをチェックしましょう。後は汚れや傷です。
外装はドアやトランクの可動部分や、遠目から見て形や色のバランスを確認するのがおすすめです。
一部分だけやけに綺麗な状態になっていたり、色のバランスが合っていなかったりした場合は修理で部品交換をしている可能性もあります。
(6)AIS検査証
ここまでいろいろとお話しましたが、クルマに詳しくないと判断が難しいことも多々あります。
そこで客観的に中古車の状態を検査する「AIS」という方法があります。この方法は有名メーカーも依頼する民間の中古車検査会社のサービスです。
そのため、中古車販売店をひいきした検査結果ではなく、検査を専門とする会社が正しく第三者目線でチェックし、検査結果を証明しています。
中古車にAIS検査の結果が記載されているのなら、かなり安心して判断することができます。
(7)分かりづらい3つのポイント
AIS検査をされていれば、ここでお話する3つのポイントを隠すことはできません。しかし、客観的な検査をしていない個人売買やオークション代行などを利用した場合では、次のような「分かりづらい」ポイントを持ったまま中古車が販売されていることもあります。
- 水没車
- 塩害車
- 雪害車
見た目には「綺麗な状態」の中古車であっても、実はこういった経緯を持っているクルマなので安いということもあります。
パッと見ただけではわかりづらいため、やはり安心して中古車を購入するなら「AIS検査」をしているクルマが安心です。
4: まとめ
中古車購入にはチェックしておきたいポイントがあります。できるだけご自身でチェックされるのがおすすめですが、クルマに詳しくない方にとっては判断しづらいことも多いです。
そこで今回お話しましたように「AIS検査」という一つの安心基準を判断材料にして利用いただければ良いのではないかと私たちは考えています。
中古車購入を考えておられるなら
- クルマのタイプを決める
- 予算を決める
- AIS検査されているクルマから判断する
この3つをおさえていただけると、あなたに最適な良い中古車を選んでいただけると思います。