車検・点検記録簿の事

記録簿とは、車検や法定点検を行った時にその内容などを記録しておく書類のことです。
これを確認することで、いつどんな整備をしたのかが分かります。
車検
通常車検は乗用車の新車で初回のみ3年、その次からは2年ごとに行われます。
車を上記年数以上保有・使用するのに必ず必要な車検ですが、正式名称は自動車検査登録制度と言い、車の所有者や使用者などを公的に認めるもので、車が自動車保安基準に適合しているかを検査する制度です。
車検は有効期限の1ヶ月前から取得できます。ちなみに1ヶ月前から満了日までのいつ車検を取得しても次の車検期間は変わらず、2年後の同じ日になります。
また、条件を満たせば45日前から車検を取得することもできます。その方法は、指定工場で検査を受け、車検証の代わりとなる保安基準適合証を発行してもらい、15日以内に運輸支局に提出するというやり方です。上記の方法は、車検取得期間に海外にいて取得手続きが出来ない等の特別な理由がある時に行う方法なので、通常であれば車検取得期間内の都合の良い日に余裕をもって車検を取得するようにしましょう。
法廷点検
法定点検には、12ヶ月点検と24ヶ月点検があります。
法定24ヵ月点検は車検の時に行う点検なので聞き覚えのない方も多いかもしれません。
その名の通り法定点検は道路運送車両法で義務付けられている点検の事です。
法定点検である12ヶ月点検や24ヶ月点検と車検は似ているものの、次のように目的が異なります。
・法定点検:故障や不具合がない快適な安全な走行を維持する
・車検:保安基準への適合
車検の保安基準は道路運送車両法に定められている規定のことで、車の構造や装置、乗車定員といった項目が挙げられます。具体的には排気ガスの濃度、タイヤの引きずり、メーター誤差、前照灯の光量や光軸検査などになります。
車検は保安基準に適合しているかどうかを見極める検査であり、12ヵ月点検とは異なると理解しておきましょう。
次に12ヶ月点検と24ヶ月点検の大きな違いは、点検項目の数です。
12ヶ月点検では、26項目の点検が行われ、基本は運転に支障をきたす部分をメインに点検します。
24ヶ月点検では、通常2年ごとの車検時に同時に実施します。54項目の幅広い点検が行われます。
記録簿
正式名称は、定期点検整備記録簿と言います。
前述したとおり、車検や法定点検を行った際に内容を記入する書類になります。
中古車を購入する際に、記録簿が「有・無」などと記載されているのを見たことがあるかと思います。
記録簿が有ると今までの点検内容が分かり、車の状態をしっかり把握することができます。
記録簿が無い場合は、前の使用者が誤って紛失した可能性もありますが、都合の悪い修理履歴やメーター戻しなどの悪質な行為を分からなくするために、故意に破棄した可能性が高いので、記録簿のない車はおすすめできません。
まとめ
車検・法定点検・記録簿を人間の生活に例えるなら、「車検は人間ドック」・「法定点検は定期健康診断」・「記録簿はカルテ」のように車も人と同じように、定期的な検査を受けることで、人で言えば健康、車なら安全・快適に運転することができるのです。
車検も点検も費用はかかりますが、安心して車に乗るためには必要不可欠なものなので必ず受けるようにしていただきたいと思います。