まだ間に合う!南関東地方の積雪に備えて
みなさん例年の雪の対策どうしていますでしょうか? 去年は幸いにも大雪は降らなかったと記憶しています。
今回は南関東に年に1,2回はある積雪時に慌てないよう準備することについて書いていきます。
①ウィンタータイヤへの履き替え
雪が降るという天気予報が出るとカー用品店が例年、大混雑します。慌ててタイヤ交換をすることがないようにウィンタータイヤをお持ちの方は早めに交換しましょう。
現在は夏冬兼用(オールシーズンタイヤ)もあるので交換候補に入れてみるのもいいですね。
路面状況 | 夏用 | オールシーズン | スタッドレス | |
通常 | ドライ | ◎ | ○ | △ |
ウェット | ◎ | ○ | △ | |
積雪 | シャーベット | × | ○ | ◎ |
圧雪 | × | ○ | ◎ | |
アイスバーン | × | △ | ◎ | |
冬用タイヤ規制 | チェーン装着 | 通行可 | 通行可 | |
チェーン規制 | チェーン装着 | チェーン装着 | チェーン装着 |
※オールシーズンタイヤは、メーカーによって性能に差があるので参考程度にお考え下さい。
※スタッドレスタイヤは、積雪時に性能を発揮するように作られているので、夏用タイヤよりカーブやブレーキ時のグリップ力が落ちること。雨天時にスリップしやすいこと、高速走行時の安定感が劣ることなどは覚えておいてください。
②ウィンタータイヤをお持ちでない方に向けて
急に雪が降った場合のためにタイヤチェーンは出来れば備えておきたいところです。 特に冬期に長距離走る場合、外出先で急に雪というケースも考えられるからです。
タイヤチェーンには金属式と非金属式がありますが、非金属式は嵩張るので緊急用としては不適です。ここは金属式を選択してください。
AMAZONでタイヤチェーンを検索すると中国製や韓国製が多くみられますが、信頼性においてやや心配な書き込みを見受けられます。
購入してから一度も使ったことがないのでご参考までとなりますが、イタリア製のタイヤチェーンをご紹介しておきます。 30秒で取り付けられるというものです。
また、最近は緊急時に便利なスプレー式タイヤチェーンがあります。これはまだあまり知られていないものなのでご興味のある方も多いと思います。
アマゾンで1600円で売っています。説明書によると時速30km以下、走行距離10km以下との記載があります。 また靴の裏に塗っておくと雪道をすべらずに歩けるようです。
スプレーしたタイヤ表面の写真です。
しっとりと濡れたような状態で成分は不明ですが、石油系の粘着物質で摩擦力を発生させます。
本当に効くのか心配なところですが、JAFがテストしているサイト https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/snow/normal
がありましたので結果だけ抜粋します。
圧雪路に限りますが、ノーマルタイヤより5mくらい手前で止まることが出来るようなので、本当に緊急用として1本備えておくのも良いのではないでしょうか?
ところで表中にオートソックという見慣れない単語がありますが、調べてみるとノルウェー生まれの布製タイヤチェーンのことでした。
AMAZONで8000円前後で購入できるので、金属チェーンよりお得ですね。 何よりアルミホイールをチェーンで傷つけないのがメリットです。ただし装着する時間が3分と記載があり、きれいにタイヤにかぶせるにはコツや慣れが必要です。 また当然ですが、金属チェーンより嵩張ります。
③欧州車は寒冷地仕様?
国産車でよく聞く寒冷地仕様車。
その中身はメーカーによりまちまちですが、一般的には下記のような仕様になるようです。
*ウオッシャータンクの容量アップ
*リアフォグランプ
*バッテリー容量アップ
*オルタネーター能力アップ
これらは欧州車では普通の装備です。ドイツやフランス(南部は除く)は日本の北海道より北に位置する寒冷地であるため、冬にも強く設計されているのです。
➃まとめ
今回は積雪に対する準備について書いてみました。
早めにタイヤ交換しておくことや、積雪に備えて何点か準備しておくとよい物をご紹介しました。 ご自分でタイヤチェーン装着を考えていらっしゃるなら、あらかじめタイヤチェーンの脱着の練習をしておくことをお勧めします。
水・非常食・携帯トイレ・スマホの充電器・毛布などは、地震や台風などの災害時にも役に立つので、冬に限らず日頃から積んでおくと安心でしょう。