BMW X3(第二世代)のマイナーチェンジ変更点を教えます!
初代の登場から7年後の2011年に2代目になるBMW X3 (F25)が日本で販売開始されました。
今回のブログはBMWの高級コンパクトSUV、X3のマイナーチェンジ変更点です。
マイナーチェンジは2014年6月に実施され、各シリーズにx Line、M Sportを追加し、一方で各シリーズのハイラインパッケージ、M Sportパッケージが廃止されました。
マイナーチェンジしてどこがどう変わったのかを解説していきます!(PCやタブレットでご覧の方は写真をクリックすると拡大表示します)
注)写真の見方:全て左側がマイチェン前 右側がマイチェン後で配置してあります。
目次
①基本サイズ
マイナーチェンジして全長が先代より5mm伸びました。全幅、全高は変わりません。
全長4650mm(前期)~4655mm(後期) x 全幅1880mm ~1900mm(Mスポーツ) x 全高1675mm
ホイールベース 2810mm
ラゲージスペース 550L~1600L
②ラインナップ
マイナーチェンジ前 価格は税込
① xDrive20i 4WD 2000cc 184ps ¥5,410,000
② xDrive28i 4WD 2000cc 245ps ¥5,980,000
③ xDrive35i 4WD 3000cc 306ps ¥6,940,000
マイナーチェンジ後
① xDrive20i 4WD 2000cc 184ps ¥5,790,000
② xDrive28i 4WD 2000cc 245ps ¥6,390,000
③ xDrive35i 4WD 3000cc 306ps ¥7,320,000
④ xDrive20d 4WD 2000cc 184ps ¥6,020,000
ラインナップの強化を図っていて全グレードでxLineとMスポーツの仕様を追加設定しています。
⑤ xDrive20i xLine 4WD 2000cc 184ps ¥6,020,000
⑥ xDrive20i Mスポーツ 4WD 2000cc 184ps ¥6,230,000
⑦ xDrive28i xLine 4WD 2000cc 245ps ¥6,620,000
⑧ xDrive28i Mスポーツ 4WD 2000cc 245ps ¥6,620,000
⑨ xDrive35i xLine 4WD 3000cc 306ps ¥7,520,000
⑩ xDrive35i Mスポーツ 4WD 3000cc 306ps ¥7,720,000
⑪ xDrive20d xLine 4WD 2000cc 184ps ¥6,250,000
⑫ xDrive20d Mスポーツ 4WD 2000cc 184ps ¥6,460,000
xLineは、バンパー内エアインテークやドアサイドモールディングにマットアルミニウム仕上げの加飾パーツを採用するなどしてSUVらしい力強さやスタイリッシュなデザインを強調した仕様です。
Mスポーツは「Mエアロダイナミクス・パッケージ」やスポーツサスペンションを装備したスポーティーな仕様となっております。
③ヘッドライト・フロントグリル形状の変更
ヘッドライトの形状を変更し、フロントグリルまで拡大させました。
キドニーグリルを立体化&大型化させました。
④フロントバンパー開口部デザイン変更
フロントバンパーの左右エアインテークを拡大しました。
M Sport系のフロントバンパー中央開口部を台形から逆台形へ変更しました。
⑤ドアミラーの形状変更
ウインカー内蔵ミラーを新採用しました。
⑥リアバンパーのデザイン変更
標準系リアバンパーの無塗装ブラック部分の幅を小さくしてデザインを山型に変更です。
⑦エアコンデザイン変更
A/Cの液晶画面を拡大し、温度、風速調整ダイヤルボタンの配置変更しました。
⑧iDrive
iDriveが第4世代になり、コントローラーのダイヤル口径が大きくなりタッチパッド化されました。
⑨マイナーチェンジの年表
X3は小変更や追加をたびたび繰り返しており、わかりにくいので年表を作成しました。
2011.03 販売開始。 xDrive28iとxDrive35iの2モデルが導入されました。
2012.03 エントリーモデルとしてxDrive20iが追加導入されました。
2012.05 xDrive28iのエンジンが直列6気筒3.0L自然吸気エンジンから直列4気筒
ツインスクロールターボエンジンに変更されました。また全グレードに
ECO PROモード付ドライビング/パフォーマンス・コントロール
が追加されました。
2012.09 クリーンディーゼルエンジンを搭載したxDrive20d BluePerformance
が追加導入されました。
2013.09 パワーバックドアを標準装備。
SOSコールを標準装備。
2014.06 MC実施。各シリーズにxLine、Mスポーツを追加。
ハイラインパッケージ、Mスポーツパッケージを廃止しました。
2015.07 オプションでレーンチェンジウォーニングを採用。
2016.06 全車、レーンチェンジウォーニング、アクティブクルーズコントロール、
革シート、シートヒーター(運転席/助手席)を標準装備化。
⑩安全装備の充実
2014年のマイナーチェンジにおいて見逃せないのが安全装備の充実です。
a) 車両前方や側方をパノラマビューで表示する「サイドビューカメラ」
b) センサーにカメラを用いた安全運転支援システム「ドライビング・アシスト」
これは緊急自動ブレーキ機能や、前車接近警告機能、車線逸脱防止警報を
セットにしたものです。
c) オプション扱いとなりますが、カメラに加えてミリ波レーダーを併用した、
より高度な緊急自動ブレーキ機能やアクティブクルーズコントロール機能から
なる「ドライビング・アシスト・プラス」
d) オプション扱いとなりますが、ヘッドアップディスプレイを追加した
「アドバンスド・アクティブ・セーフティー・パッケージ」もあります。
e) 事故の際に車両が自動でSOSコールセンターに通報してくれる
「BMW SOSコール」が標準装備。
f) 車両のメンテナンス情報を担当の正規ディーラーに通知する
「BMWテレサービス」も標準装備。
⑪快適装備の充実
安全装備以外にも
a) リモコンキーなどでテールゲートの自動開閉が可能な
「オートマチック・テール・ゲート・オペレーション」を全車に標準装備
しました。
Mスポーツ以外はテールゲート足元の操作だけでゲートの操作が可能な
「テールゲート・スマート・オープン/クローズ機能」も付いています。
b) 携帯オーディオやUSBメモリーとの接続が可能な
「USBオーディオ・インターフェース」と
「ハンズフリー・テレフォン・システム」
を新たに標準装備しています。
c) AV機器やカーナビゲーションを統合制御するiDriveは
ダイヤル式コントローラーの上面にタッチパッド機能を備えた、
最新式のものに変更しています。
まとめ
X3のマイナーチェンジにおいては内外装の仕様変更よりも⑩、⑪でご説明した安全装備や快適装備が大幅に改良されているのが特長です。同じモデルでもマイナーチェンジ前後で約40万円の価格アップとなっているのですが、これは安全装備や快適装備のコストがかかっているためでしょう。
出来ることならばマイナーチェンジ後のお車を検討されたほうが良いと思います。
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