GLA初代モデル(前期型)のオプションパッケージを全て解説します!
メルセデスベンツのコンパクトSUVであるGLAはそのスタイリッシュさ、豪華な装備、先進安全性、立体駐車場にも入る利便性からマキオコーポレーションでも人気が高いモデルです。実際の在庫車を弊社HPでみてみるといろいろなパッケージオプションが付いていることがわかります。
今回は前回のブログBMW X1初代モデルのオプションパッケージ解説に引き続き、GLA初代のパッケージオプションについて解説していきます。
GLAには前期型、後期型で微妙にパッケージの名前や内容が変わってきて混乱しますので今回は前期型に絞って解説します!
前期型とはH26年(2014年)5月29日からH29年(2017年)4月18日まで販売モデルのことを指します。H29年(2017年)4月19日にマイナーチェンジをしていてこれを後期型と呼びます。
目次
そもそもオプションパッケージって
オプションパッケージはいわゆる「メーカーオプション」の事です!
メーカーオプションというのは、メーカーの生産過程で取り付けるオプションのことで新車が完成し、ディーラーに届いた状態では取り付けることのできないオプション。代表的なものに、サンルーフやルーフレール、本革シート、そして衝突軽減ブレーキなどの先進安全装備などがあげられます。
販売店で取り付けるオプションが「ディーラーオプション」と言います。
メーカーオプションとの違いは、後からいくらでも取り付け可能ということ✨
代表的なものとしてはフロアマットやドアバイザー、コーナーポールなどなど・・・
つまり「オプションパッケージ」は「メーカーオプション」を何個かまとめてパッケージングしてるものになります。
オプションを何個も選ぶよりパッケージで選択した方が分かりやすいのとお得感を出させる狙いがあり、輸入車では一般的な販売手法のひとつであります。ただし、オプションパッケージの中のひとつだけの機能を追加したい場合もあり、その場合にはパッケージで注文しなければならないのでデメリットと感じられる方もいらっしゃいます。
GLA初代の代表的なオススメパッケージ
レーダーセーフティーパッケージ 新車時価格:199,000円
①ブラインドスポットアシスト
約30km/h以上で走行中、リアバンパー左右のレーダーセンサーにより、車両の斜め後ろのミラーで見えない死角エリアをモニタリングします。ドアミラー内蔵のインジケーターライトが点灯して注意を喚起します。ドライバーが気づかずにウインカーを作動させると警告音を発しながらインジケーターライトが点滅し、死角にいる車両との衝突の危険を知らせてくれる機能です。
②ディストロニック・プラス(前期型の呼び名)
ディスタンスパイロット・ディストロニック(後期型の呼び名)
レーダーセンサーにより先行車を認識して、速度に応じて車間距離を適切にキープする機能。減速が必要な場合はスロットルとブレーキを自動制御して減速。十分に車間距離が確保された場合は、あらかじめ設定した速度で走行。また、先行車が停止した場合は自車が停止するまで減速します。(0km/h~200km/hの範囲で作動)
③レーンキーピングアシスト
約60km/h以上で走行時に、車が車線から外れていることをカメラが検知するとハンドルの微振動で警告する機能。(アクティブステアリングアシスト=ステアリングに手を添えているだけで車線をキープする とは異なります。)
④Pre-Safe
危険回避のため、急ハンドルや急ブレーキの操作をした際、安全装備の効果を最大限まで高めるため、次の機能を発揮します。
*電動シートベルトテンショナーの作動(前席)
*サイドウインドウの自動クローズ(車内への異物侵入防止&乗員の頭や腕が飛び出ての自傷の防止)
ベーシックパッケージ 新車時価格:348,000円
①バイキセノンヘッドライト
ロービームとハイビームをひとつのライトで切り替え、強力な白色光で遠く広い範囲を照射し、夜間の安全性を確保する機能です。
②LEDポジショニングライト
スモールランプ、車幅灯とも呼ばれる夜間走行中に自車の車幅を示すLED製のライトです。
③LEDウインカー
LEDを使用したウインカーになります。豆球式よりくっきり感があり、視認性がたかまります。
④LEDコンビネーションランプ
LED製の自動車後部のランプの形状のひとつで、ブレーキランプ、テールランプ、ウインカーランプなどが一体化しているものです。前期型はバックランプは非LEDです。
⑤LEDリアフォグランプ
LED方式の霧灯のこと。霧の発生や大雨、降雪のときなどに点灯させて後続車に自車の存在を知らせる機能。 欧州車は法律で装備が義務付けられているものです。
⑥パークトロニック
前後バンパーに埋め込まれた超音波センサーで障害物との距離を感知します。接近情報をインジケーターやアラーム音で知らせ、狭い場所での取り回しをサポートする機能です。
⑦アクティブパーキングアシスト (前期型の呼び名)
パーキングパイロット (後期型の呼び名)
駐車スペースを超音波センサーで自動的に検出。自動操舵機能によりブレーキ、シフトチェンジ、アクセルの操作だけで(ハンドル操作なしで)簡単に駐車できる機能です。
⑧プライバシーガラス
普通のガラスに鉄、コバルトなどの金属を加えて着色したガラス。普通のガラスより可視光線、遠赤外線、紫外線を吸収する構造となっており、外からの視線と日差しを遮断します。部位は後席左右サイドウインドーとリアウインドー。
⑨シートヒーター
前席のシートを温める機能。3段階の温かさが選べます。1度使うともう無しの車には戻れない冬の必須機能です。
⑩EASY-PACK自動開閉テールゲート
運転席やリモコンキーのスイッチで自動開閉できるテールゲート。テールゲート部のスイッチでも自動で開閉することが出来ます。また、テールゲートの開口角度も調節出来ます。
⑪キーレスゴー
キーを身に着けるだけでドアを解除できる機能。また身に着けていればエンジン始動、停止もスタート・ストップボタンを押すだけで出来ます。施錠もドアノブの凹み部を触るだけです。
⑫コンビニエンスオープニング・クロージング機能
リモコンキーの解錠・施錠ボタンを長押しすると、その間すべてのウインドウ・スライディングルーフが全開・全閉できる機能。
*キーレスゴー付きの車両ではドアハンドル外側をタッチし続けることでも可能です。
ベーシックパッケージプラス 新車時価格:556,000円
上記ベーシックパッケージに加え、更に下記が追加されます。
①メモリー付フルパワーシート[運転席]
電動で調整可能なシート。シートやドアミラーの位置を3人分まで記憶出来、ドアを開けると運転席が後退するので楽に乗車できる便利な機能。
②リバースポジション機能付ドアミラー[助手席]
駐車時にシフトポジションをリバース(R)に入れるとすぐに助手席側の後輪が見えるように自動的にドアミラーの角度が変わる機能。
③アームレスト[後席]
手首や肘などをのせる器具で、リア席中央に付いていてカップホルダーも兼ねている。
④トランクスルー機能
長尺物を積めるように後席の背もたれ部からトランクにかけて一部開口された形状のものです。
⑤クライメートコントロール
エアコンの左右独立調整機能。運転席・助手席で独立してそれぞれ温度調整が可能です。
⑥バックレスト折り畳み角度調整
リアシートの角度を約15°起こすことが出来、ラゲージルームの容量を増やすことが出来ます。
⑦サングラスケース
ルームミラー部付近に設置されたサングラスを収納できるケース。
⑧12V電源ソケット[ラゲージルーム]
ラゲージルーム内にあるDC12V電源。いわゆるシガーソケット。
⑨電動ランバーサポート[前席]
シートの背もたれ下部にあり、その部分が膨らむことによって、腰から背中の辺りを伸ばしてくれる機能。長時間運転する際に便利な機能。
⑩アンダーシートボックス[前席]
前席座面下にある収納スペース
⑪シートバックポケット
運転席・助手席の後ろにある収納スペース。マップや雑誌等を入れるのに役立つ機能。
レザーエクスクルーシブパッケージ 新車時価格:822,000円
上記ベーシックパッケージプラスに追加することで本革シートや助手席側もパワーシート等に変更できるパッケージです。
①本革シート
②メモリー付フルパワーシート[助手席]
③ブラッシュドアルミニウムインテリアトリム
④レザーARTICOダッシュボード
ARTICOは人工皮革を表すDaimler AGの登録商標でダッシュボードの仕上げが人工皮革となっています。本革ほど手入れに気をつかう必要がないものです。
⑤アンビエントライト
ドア、ダッシュボード、エアアウトレットなどにあるLED間接照明。夜間の室内を様々に演出できるおしゃれで豪華な機能。
⑥harman/kardonロジック7サラウンドサウンドシステム
標準のオーディオシステムでは6個のスピーカーに対して12個のスピーカー、アンプの出力も610Wとなります。 5.1ディスクリート・マルチチャンネル・サラウンドシステムはデジタルオーディオ処理により、極めて上質なサラウンドサウンドを実現、生演奏のような臨場感と豊かな音色を楽しむことが出来ます。
AMGレザーエクスクルーシブパッケージ新車時価格:291,000円
GLA180スポーツかGLA250 4MATICスポーツで選択可能なパッケージです。
上記レザーエクスクルーシブパッケージ以外にレザーARTICOダッシュボードにレッドステッチが入ります。
またドアパネルもレザーARTICOになり、レッドステッチが入ります。
内装ブラックにレッドステッチはとてもおしゃれですね。
カーナビゲーションシステムについて
ところで上記各種パッケージには実は純正カーナビゲーションが含まれておりません。純正カーナビゲーションを使うにはライセンス料をディーラーオプションのAccessorie装備として購入しなければならず、その金額は205,200円となっています。(COMANDシステムナビゲーションフルセットと言います) これには地デジデジタルTVチューナーとETC2.0車載器も付いてきます。
しかしながら中古車市場に流通しているGLAの約90%は純正カーナビゲーションシステムが使えるものとなっています。中古車を検討される場合は念のため純正カーナビゲーションシステムが使えるかをチェックしましょう!!
まとめ
いかがでしたでしょうか? 今回はGLA 初代でも前期型のパッケージについてご紹介しました。
個人的にはharman/kardonロジック7サラウンドサウンドシステムが気になります。
マキオコーポレーションの在庫にもこのパッケージ搭載車がまだ有りますので気になる方は是非一度遊びにいらしてください。(12月6日現在)お待ちしております。
次回は同じくGLA初代の後期型のパッケージについてご紹介予定です。