BMWについて
BMWの由来は、ドイツ語で“バイエルン州の原動機製造工場”を意味する「バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ(Bayerische Motoren Werke GmbH)」の頭文字からきています。1913年、バイエルン州のミュンヘン郊外に航空機エンジンを製造する「ラップ原動機製造所(Rapp-Motorenwerke GmbH)」を開業し、「グスタフ・オットー航空機工業」にエンジンを提供していました。
翌年の第一次世界大戦中ラップ社はドイツ帝国空軍の納入業を行い高い評価を受け、1917年に「ラップ原動機製造所」から「バイエリッシェ・モトーレン・ヴェルケ(Bayerische Motoren Werke GmbH)」に社名を変更しました。
BMWはどんな車なのか
BMWは、「駆け抜ける喜び」をキャッチコピーとしており、走りを追求した車作りをしています。代表的なのはそのエンジン。BMWの直列6気筒エンジンはエンジンの振動が少なく、滑らかな点が特徴的で、「シルキーシックス」と称されています。
近年ではエンジンの排気量を下げても力強い走りを生み出すことを実現しており、SUVモデルにも3気筒エンジンや4気筒エンジンを採用。その走りは低排気量車とは思えない加速感と安定性を持ちます。駆動方式にも改革を行っており、それまでFR(後輪駆動)を基本に作ってきましたが近年ではラインナップにFF(前輪駆動)も増えてきました。
デザイン性も優れており、BMWの代名詞「キドニーグリル」は、80年以上もの間受け継がれてきたBMWのデザインで1番特徴的なパーツです。航空機エンジンで培った技術力・多くのレースに出場してきた事で得た改革力・車を移動手段だけでなくスポーツ、楽しいと思わせてくれるメーカーの想い・常に高性能な機能を採用しワクワクを届けてくれる。そんなメーカーはBMWを除いて他に無いでしょう。
BMWのエンブレムの由来
BMWの前身だったラップ原動機製造所のロゴである、黒い円枠に社名が入ったデザイン。故郷であるバイエルン州の洲旗である「青と白」が4分割されたデザイン。この二つを合わせて作られています。しかし、当時民間企業が州旗や主君の紋章を使用できなかったため、青と白の配置が逆になっています。
年代と共に細かな色の変更を行ってきましたが、1917年から現在までデザインは変更されていません。その他にも所説があり、当時航空機作成に携わっていた為1929年には青空を背景にプロペラが回っている飛行機の写真が航空雑誌の表紙を飾ったことから青い空、白い雲、プロペラに見立てた円枠内の十字、この三つを合わせたとも言われています。
歴史ある会社だからこそこの様に複数の説がささやかれているわけですから、それだけ支持されているメーカーだということが伺えます。ちなみに現在の3Dのような立体ロゴは1997年から起用されています。