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水廻りは大丈夫ですか?
2016年11月14日
皆様こんにちは、矢田でございます。
一気に冬突入かと思ったら昨日今日と少し暖かいです。
本日は寒いときは発生確率が低いと思われている
水廻りのトラブルをご紹介です。
今回ご紹介するパーツはこのサーモスタッドです。
コレは一定の水温まで冷却水の温度が上昇するまでの間、
経路などを制限して早期に温度を適温まで上昇される為の
パーツです。
主にラジエターと呼ばれる空冷システムをバイパスすることで
冷間時の余計な冷却をなくしています。
サーモスタッド自体は温度を感知して開閉する弁となります。
クルマの冷却水の温度なんて低い方がいいんじゃないの?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
水温は低すぎてもエンジンの燃焼効率が良くないので
燃費なども考えて80~90度前後を適温としています。
あまり温度が低いと金属の膨張が減り、計算通りの圧縮が得られなかったりと
パワー的にも燃費的にも更には車のコンディション維持的にもよろしくありません。
最近はこんな風にハウジングと一体化しているものも多いです♪
で、問題はこのサーモスタッドが経年などで固着してしまう事があるのです。
閉じた状態で固着してしまうと当然オーバーヒートにつながってしまいますので
危険な事はわかりやすいしすぐに走れなくなってしまいます。
コレが開いたままで固着すると・・・・。
水温が中々上がらず寒いのに暖房が効かなかったり、
先ほどの通り燃費も悪くなります。
「暖房の効きも弱く寒いけど、まぁ乗れるからいいや」
と思わずこのような症状が出たら
すぐにご相談下さい!
暖気用の燃料噴射プログラムなどで走り続けると、
点火系などに思わぬトラブルを招く危険性もあります。
師走前のこの時期、大事になる前に早めにご相談下さい!